写真手前は、今年のドンザジャケット。奥は、「ゆきかうもの」展が始まった、10年前に制作されたドンザです。
こちらの古いほうは、GALLERY 工の濱田が、毎年冬になると、大変重宝して着ているもの。誰かがゴロ寝をすれば、ブランケット代わりに使ったり、そこに犬が乗っかったりと、大変はたらきものな布ですが、不思議と、どんどんと美しくなっていっている気がします。展覧会10周年という事で、展示をしてくださいました!
今回の展覧会には、5人の手が関わっています。10年というのは面白いもので、最初岩崎夫婦のお二人だったのが、iwasakiの布をファッショナブルに仕立てるkazumiさんが加わり、3人によるekkaというシリーズがはじまったのが、かれこれ7~8年ほど前でしょうか。
それから、谷中から新高円寺に店が移ってからは、展示を観に来てくださった山下枝梨子さんが、布に惚れこみiwasakiさんの工房で修行をすることに。そしてそして、今年にはkazumiさんにもパートナーが出来て、美香さんのつくる、可愛らしい小物が並ぶ事になりました。
開催中の「ゆきかうものⅩ」と「しちふゆ やましたの布きれ展」に至るには、こんな風に時間を経てきました。
その間、応援してくださったお客様、今回はじめて観てくださったお客様、10年前には学生だったのに、今では働き盛り、忙しいのに駆けつけてくださった方との、久しぶりの再会もあったりして、温かな展覧会が続いています。本当に有り難く思っています。毎年毎年、その時の生き方をしながら、でも、変わらずに、"ゆきかうもの"。これからも続いていきます。
http://www.senshoku-iwasaki.com/